« 自己実現塾 0 ~10月期~ | トップページ | 俺の道 ~ 恋愛編 ❤ 第一部 ~ <番外編> (1) »

2019年10月31日 (木)

ドラマ『同期のサクラ』 ~第2話を見て~

◆ サクラの感性 ◆

昨夜第2話を見て、私はサクラの感性が凄いと思いました。

ストーリーはサクラが入社から1年後から始まります。


サクラと同期で、営業部に配属された応援団出身の『清水菊夫』。

彼が、顧客側に付く上司の部長と現場の下請け業者との板挟みの中で苦しむのです。

サクラは、人事部として会社方針の残業時間削減のため、各部署にお願いに回ります。

営業部長は、サクラの言葉には耳を貸さず、後輩でもある『菊夫』を、『お前のため』、『育ててやっている』などの言葉で縛るのです。


いわゆる、『パワハラ』です。


菊夫は、そんな部長に抗えず、身体を心配するサクラの言葉を振り切り、部長と共に接待に行くのです。


サクラは帰宅し、葛藤します。


みんなによく大人になれって言われるんだけど、そうすれば彼を助けることは出来るのだろうか?

でも、どういう人を大人というのだろうか?

私にはわからない・・・。

じいちゃんのコロッケが食べてぇ・・・。


サクラは、サインペンでそう記した手紙をじいちゃんにFAXするのです。

すると、間髪置かずに、じいちゃんから毛筆で達筆に大きく書かれた言葉の返信が来るのです。


大人になるとは

自分の弱さを認めることだ

と思う  自信はないが


それを見たサクラの元に、会社から菊夫が倒れたとの連絡が来るのです。

サクラは、菊夫が運ばれた病院のベッドの横で、菊夫の仕事の書類を見ています。

その時、菊夫が目を覚まして二人の会話になるのです。


サクラちゃん?!


大丈夫ですか?菊夫君・・・。


うん、そっちこそ何やってんの?


すいません、菊夫君が担当している図書館の完成図を見ていました。


でも、これは良いです!

ひじょーに良い!!


北欧風のデザインを取り入れ、外層は奇抜なのに中は過ごしやすい空間になっていて、

ガラス張りなのに陽の光が本に当たらない様に計算されています。


見易いように設置された書架。

考え尽くされた動線。

子どもや大人にも優しいスロープ。

どれもが市民の憩いの場にしたいと言う、作り手の愛と願いに溢れています。


相変わらず建物が好きなんだね・・・。


はい、菊夫君もそうでしょ?


サクラちゃんは仕事辛くないですか?


どうしてですか?


だって、故郷の島に橋を架けたいから、土木志望だったのに人事に行かされた・・・。


今は、人事に配属されて良かったと思っています。


なんで?!


人事は、全ての部署と接しなくてはいけないので、仕事をしているうちに分かったんです。


何処の部署の人も、うちの会社を支えているんだって。


広報は、会社のイメージアップやメッセージを伝えるために毎日地道な仕事をしているし、

設計部はゼロからイメージを固めるため、何度も何度も試行錯誤して良いものを生み出そうとしているし、

都市開発部は、沢山の人が幸せに暮らせる街を提案するため、行政や住民の人たちと何度も打合せしているし、

営業部は、会社とお客様の橋渡しをする大変な仕事で、

人事は社員の健康とより良い環境作りをいつも考えて、みんなが少しでも良い仕事が出来るようにサポートしています。


私たちは、会社全員で建物を造っているんです。


(サクラは菊夫に図書館の完成図を手渡します)


すごいなぁ、サクラちゃんは・・・。


それに比べて・・・

何やってんだろう、俺・・・。


この頃、夜は眠れないし、朝は会社に行くのが辛くて・・・

会社でも部長に怒られてばっかりだから、いっそのこと辞めちゃおうかと思ったけど、仕送りしなくちゃいけないから・・・

それも出来なくて・・・


なんかもう、自分が何のために働いているのか分かんなくなっちゃった・・・

いつか家族のために家を建てたいと思っていたけど、そんなの無理っすよ・・・(泣)

なんで、こんなことになっちゃったんだろう・・・(泣)


俺はただ、仲間と一緒に働きながら、頑張っている人を応援したいだけなのに・・・


サクラちゃん、俺、どうしたら良いんすか?


(キョトン)


それは・・・。

私には良く分かりません・・・。


(サクラは手を挙げます)


じゃあ、また明日。


行っちゃうんですか?


すいません、良いことを言えそうにないので。


(コツコツコツコツ)


(サクラが振り返って言うのです)


でも、菊夫君は今、少し大人になったのかも知れません。


どういうこと?


大人になるとは、自分の弱さを認めることだって、じいちゃんが言ってましたから・・・。

参考になるか、自信はありませんが・・・。


それから、私は会社のみんなを応援したいと思う菊夫君は凄いと思いました。

ずっとその気持ちを持ち続けて欲しいとも思いました。


ただ、菊夫君が今一番応援すべきなのは、あなた自身じゃないでしょうか?


力一杯、自分のお尻を叩いて下さい。

それが出来るのは、菊夫君しかいません。


私は、この場面を見て、サクラの感性の素晴らしさを感じました。


図書館の完成図を見て、市民の憩いの場にしたいと言う、作り手の愛と願いを感じ取る感性。

土木志望だったのに人事に配属されたことで、普通の人なら腐ってしまう様な境遇を、本来知ることが出来ないはずのことを知ることが出来た喜びに変えている感性。

菊夫の本音と本心に対し、良いことが言えそうにないからと、帰ろうとする感性。

帰り際に、じいちゃんの言葉を思い出し、振り返って菊夫を認める感性。

そして、今一番応援すべきは自分自身なんだと諭す感性。


私は、こういう子と仕事をしたら、大変だろうけど、楽しいだろうなぁと思うのです。

ただ、そう思える人も、実は極一部で、ほとんどの人は、『面倒くさい奴』と思うのではないかとも思うのです。


そして、私はこの場面の、『菊夫君が今一番応援すべきなのは、あなた自身じゃないでしょうか?』という言葉を聞いて、気づいたのです。


サクラの言う決め台詞。


「私には、夢があります!」

「故郷の島に橋を架けることです!!」


「私には、夢があります!」

「一生信じ合える仲間をつくることです!!」


「私には夢があります!」

「その仲間と沢山の人を幸せにする建物を造ることです!!」


サクラは、この言葉を誰かに向って大きな声で正々堂々と言い切るのですが、この言葉は、きっと他者に言っているのではなく、自分自身に言っている言葉なんだろうと思ったのです。

サクラは、自分が弱った時、くじけそうになった時にこの言葉を言っているのです。


これからの展開が楽しみです!


頑張れサクラ!!


『サクラの感性』 (了)

« 自己実現塾 0 ~10月期~ | トップページ | 俺の道 ~ 恋愛編 ❤ 第一部 ~ <番外編> (1) »

TVドラマ」カテゴリの記事