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2019年10月23日 (水)

俺の道 ~ 恋愛編 ❤ 第一部 ~ (26)

(26)小説化の意義

俺はその後、遥ちゃんとはいつも通りLINEはしていたが、特に彼女宛ての手紙を書くことは休みにしていたのだった。

そして、『俺の道』小学生編を書くことにしたのだった。


小学生編は、『0~10代編』の一部だ。

最初俺は、小学生の頃の記憶はあまり残っていないと思っていた。

しかし、書き出すと思っていた以上に記憶が蘇って来たのだった。


そして、小説化に気づく前の俺は、ただ記憶に残っていた『出来事』を順に書いていた。

しかし、それでは何の面白味もないことから、当初はただ書き留めていただけだった。


そして、遥ちゃんへの手紙が膨大になってしまったことで、小説化することを閃き、遥ちゃんの手紙の小説化の前に、先に小学生編を書くことにしたのだった。


小説化する為には、単なる説明やストーリー展開だけでは無く、登場人物の心理を描写する必要があることに気づいたのだ。


登場人物とは『俺』だ。

そして、それをやり始めたら、面白いように当時の俺の感情が蘇って来たのだった。


俺は、昨年暮れにイオンで出会った女の子の笑顔をきっかけに、自分を許す事が出来た。

そして、27年間抑え込んでいた親父への想いと親父の想いに気づき、自殺した親父を許す事が出来た。

更に、親父を許す事が出来た瞬間、過去裏切られたと思っていた人たち全てを許し、過去のことはどうでも良くなった。


その後、俺の内面は確実に変化してきた。

些細なことで、幸せを感じる機会がめちゃくちゃ増えたのだ。


許す事が出来たことで、過去を手放すことが出来たと思っていた。

しかし、過去に執着することはなくなったが、まだ何かに囚われている部分がある自分がいることも否定出来なかった。


俺は、この部分を何とかしたいとずっと思って来ていた。

そして、解決方法を探すべく、多くの本を読んで来た。


そして、『鏡の法則』に出会った。


『鏡の法則』には、形は違えど、俺がイオンで女の子に出会ってから自分を許す事が出来るまでの内容が書かれていると思った。

『許すこと』が出来るようになるまでの過程と、その方法が描かれていたのだ。


俺は一人でも多くの人にこの本を読んで貰いたいと思った。

そして、最初はTに、そしてSちゃんと遥ちゃんに贈った。


『鏡の法則』には、『許す』ために、『許せない相手』の嫌いな所を書き出し、その人に持っている怒りや恨み、罵りなどの感情を書き出す方法が書かれていた。


しかし、この時の俺は、既に過去に出会ったほとんど全ての人を許せていた。

だから、許すことが出来ない、怒りや罵りの感情自体が湧いて来なかったのだ。


しかし・・・。

俺の中では、まだ何か引っかかっているものがあったのだ。

俺は本を読んでは、その何かを解消する具体的方法を探し続けていた。


そして、『俺の道』小学生編を一通り書き終え、BLOGへアップする為の加筆修正をし始めた。


すると、俺は主人公の俺でありながら、読者の俺にもなっていたのだ。


主人公の『俺』の切ない気持ち、やるせない気持ち、理不尽な気持ち、褒められたい気持ち、認められたい気持ち、愛されたい気持ち・・・。


それらの気持ちが手に取る様に分かったのだ。

俺は、子どもの頃の『俺』の感情を第三者的に俯瞰していることに気づいたのだった。

俺は思った・・・。


「そういうことだったのかぁ・・・!」


俺は、涙が溢れて来た・・・。

子ども時代の『俺』を、俺は認めてやった、褒めてやった。

そして、抱きしめてやった・・・。


「お前は、ずっと頑張っていたんだよなぁ・・・」

「お前は、仲間思いの優しい奴だったんだよなぁ・・・」

「お前は、自分より弱い奴を守りたかっただけだったんだよなぁ・・・」

「お前は、褒めて貰いたいだけだったんだよなぁ・・・」

「お前は、認めて貰いたかっただけなんだよなぁ・・・」

「お前は、ありのままのお前を受け入れて欲しかっただけだったんだよなぁ・・・」

「お前は、みんなに喜んで貰いたかっただけなんだよなぁ・・・」

「そして、愛されたかっただけなんだよなぁ・・・」


俺は、小説化したことで、過去の、幼い頃の本当の自分に出会った。

俺の中のインナーチャイルドに出会ったのだ。


そして、これまで常に高みだけを見させ、完璧を押しつけ、何一つ認めることなく、褒めることなく、ただ叱咤激励し、責め続けていたインナーペアレントを発見したのだった。


俺は、物心がついたころから、ずっとインナーチャイルドを責め続けて来ていたインナーペアレントを排除した。


俺の中で引っかかっていたもの・・・。

許せたのに・・・。

手放せていなかったのだ・・・。

俺は気づいた。


「過去を変えることは出来ない・・・」

「そして、忘れることも出来ない・・・」


「しかし、ぎゅうっと抱きしめることで、手放す事が出来るんだ・・・」

「それは、受け入れるということなんだ・・・」

「受け入れることで、手放す事が出来るんだ・・・」

「それが、癒しなんだ・・・」


俺は、思った。


「この小説化の作業は、単なる物語を書くことではなかった・・・」

「今の俺を、過去の俺から解き放つためのものだったんだ・・・」

「俺自身が、真の自由に一歩踏み出すために必要なことだったんだ・・・」

「だから、『自由』について書き始めたら、迷走したんだ・・・」

「BLOGはそのために必要なものだったんだ・・・」

「全ては繋がっていたんだ・・・」


俺は思った・・・。


「まだ、小学生編しか書いていないのに・・・」

「これから、俺のこれまでの半生を全て書いた時、俺はどうなっているのだろう・・・?」

「どんな俺がいるのだろう・・・?」


その時の俺には、光り輝く未来しか見えなかったのだった。


(つづく)

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