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2019年11月27日 (水)

俺の道 ~アラカン編~ 三峯神社の巻 (8)

(8)えんむすびの木

おみくじで自分の生き方に確信を得た俺が次に向ったのは、お守り購入の為の社務所だった。

今年の俺は、いつもの『氣守』は購入しなかった。

代わりに俺自身と息子の為の『えんむすび御守』と『開運御守』、母親の為の『健康御守』を購入した。


そして、それらのお守りを携えて、『神木』にお参りしたのだった。

三峯神社は、『白い氣守』と『神木』へのお参りで願いが叶うとTVで放映されて一躍有名になったのだ。

『白い氣守』は購入出来なくなったが、『神木』はそのままなのに、拝殿の左右に二本ある『神木』には、全く人は並んでいなかった。

わずかに2~3人待てば良いだけだった。


俺は、過去二回は拝殿に向って左側、社務所から行くと手前の『神木』にしかお参りしたことがなかった。

俺は、空いていることを幸いに、左右両方の『神木』にお参りした。

願いは、拝殿での願いと同じことを、購入したお守りを『神木』に当てて願った。


俺は、『神木』でも何枚かの写真を自撮りしたのだった。

『神木』へのお参りを済ませた俺は、いよいよ今回が初となる『えんむすびの木』に向った。

小さいホテルの様な建物の前を抜けて山道を数分歩くと右端に掘立小屋のような建物が目に入って来た。

数人の女性がいて、何かを書いている様子だった。


掲示されていた説明書きを読むと、ピンクとブルーの二枚の紙に、それぞれ自分と結ばれたい相手の名前を書き、名前を書いた面を合わせ、紙縒りのように捩じって指定の木箱に入れ、その後先にあるお仮屋に参拝するようにと書かれていた。

また、決まった相手がまだいない場合は、自分が望む相手を書く様に記載されていた。


俺はまず、サインペンでブルーの枠組みの紙に自分の名前を書いた。

そして、まだ特定の相手がいない俺は、ピンクの枠組みの紙には、『運命の人』と書いた。


最初は、『自分が好きになれる人』と書こうと思ったのだが、サインペンでは書ききれないと思い、『運命の人』としたのだった。

そして、書いた面を合わせて捩じり、指定の木箱に入れたのだった。

俺は、先に向って歩いた。


数十m先に、右に上って行く階段があった。

そして、階段の上には、小さめの鳥居が見えた。

多分、この階段の上にお参りをするところがあるのだろうと、俺は思った。


しかし、それまでに、俺の目的である『えんむすびの木』が見当たらず、どこにその木があるのか分からなかったのだ。

まだこの先なのかと思ったのだが、それより先に行っている人はいなかった。


取りあえず俺は、階段を上ってみることにした。

階段を上ると、小さめのお社があり、そこで女性が手を合わせていた。

俺も真似をして、そこで手を合わせた。


お参りを終えた俺は、上って来た階段は下りずに、左に下って行く階段状の細い山道を下った。

下った先は、さっき紙に名前を書いた掘立小屋のような建物の手前だった。

そして、そこから建物の屋根の上を見ると、木製で今にも崩れ落ちそうな小さな鳥居と、その鳥居の後ろにしめ縄を巻かれた木が目に入った。

良く見ると、その木は二本の木が途中で合わさり、また上の方では二本になり、そのまま真っ直ぐ上に伸びた木だった。

二本の木が一本のように見える木だった。

俺は、その時初めて、その木が『えんむすびの木』であることに気がついたのだった。


『神木』のような樹齢のある大きめの木を考えていたので、なんか拍子抜けな感じだった。

俺は、一応『えんむすびの木』を背後にして自撮りしてお参りを終わらせ、来た道を戻った。


俺は、『随身門』まで戻り、行きに見つけられなかった、『隠しハート』をもう一度探してみた。

すると、行きには気づけなかった『隠しハート』を見つけることが出来たのだった。

『隠しハート』は屋根の先端部分にあり、写真を撮ったのだが、逆光で撮影は上手く出来なかった。


『隠しハート』を見つけられた俺は、もう思い残すことも無く、この日の参拝を終えたのだった。

時計を見ると、まだ12時半を過ぎたばかりで、予定していた帰りのバスの時間まで2時間近く残っていた。

俺は、いよいよ最後の楽しみに向って参道を戻って行ったのであった。


(つづく)

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