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2019年11月23日 (土)

俺の道 ~アラカン編~ 三峯神社の巻 (4)

(4)裏の目的

三峯神社に到着した俺は、まずはバス停に併設されていたトイレに行った。

直ぐに階段を上ったのだが、階段の踊り場まで行き、踊り場の下が喫煙所だったことを思い出し、一服しようと俺は階段を下りた。

すると、電車、バスと一緒だった豹柄のようなパーカーの女性と再びすれ違った。

ぽかぽか陽気なのに、豹柄の様な独特のセンスのパーカーのフードを目深に被った女性の姿は、三峯神社という場所には似つかわしくなかった。


俺は喫煙所で一服してから、再び階段を上った。

階段を上ると、周辺マップがあり、俺はそれを確認した。

この日の俺の目的は、三峯神社の参拝がもちろんメインなのだが、その後、『えんむすびの木』にも行ってみようと思っていたのだ。

去年来た時、そういうものがあるのには気づいたのだが、Sちゃんと一緒だったことから行ってみたい気もあったのだが、行かずにいたのだ。


俺はまず、鳥居を目指した。

歩き出して直ぐに、いつも帰りに川魚の塩焼きを食べる蕎麦屋の前に行くと、食べた魚は『イワナ』だと思っていたのだったが、書かれていたのは『ヤマメ』だった。

多少腹が空き始めていたが、帰りまで我慢することにした。


この『ヤマメの塩焼き』が、俺の裏の目的だった。

俺は、川魚の塩焼きが大好きなのだ。


子どもの頃は、魚と言ってもサンマと鮭くらいしか食べず、魚は好きではなかったのだ。

ほとんど肉ばかりだった。

子どもの頃は、夕飯が魚だと母親によく文句を言っていた。


しかし、18~9の頃、当時の仲間たちで行った秋のBBQで、川で釣ったニジマスを炭火でじっくり焼いたものを、「旨いから、騙されたと思って食ってみ」と、当時の兄貴分だったYちゃんに言われ、食べてみたら、これがめちゃくちゃ旨くて、それからの俺は大の魚好きになったのだった。

それも塩焼きが一番だ。

川魚の塩焼き、それも天然の粗塩で焼いたものは、普通の居酒屋とかではあまり食べられない。


俺は後ろ髪を引かれる思いで、蕎麦屋の前を通過した。

すると、今度は鳥居の前の食堂の外で、原木シイタケの串焼きが売っていたのだ。

注文してから焼くと書かれていて、俺はこれも食おうと心に決めた。


俺はシイタケも大好きだった。

シイタケも粗塩で焼いたのが大好きで、シイタケは一人で家飲みの時に、軽く酒をスプレーし、岩塩を振りかけ、軽くトースターで焼いて食べるのだ。

安いシイタケでも結構旨いのだ。


俺の帰りの楽しみが増えたのだった。


(つづく)

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