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2019年11月26日 (火)

俺の道 ~アラカン編~ 三峯神社の巻 (7)

(7)道

お参りを終えた俺が次に向ったのは、数m横に設置されたおみくじだった。

三峯神社のおみくじは、開運を招く八体の縁起物のお守りのいずれかが納まっているものだった。

達磨、銭亀、かえる、小槌、招き猫、恵比寿、大黒天、熊手のいずれかが入っているのだ。


去年は、『かえる』で、確か『小吉』だったと思う。

俺はおみくじの箱の中に手を入れて探った。

そして、掌の中心に来た物を引いた。

次の人の為に少し場所を移動し、俺はおみくじを開封した。


開封した瞬間、俺に激震が走った。

雷に打たれたような衝撃だった。

心が震えた。

そして、涙が滲んで来た。


俺の目に飛び込んで来た文字、それは、『道』だった。


第四十七番  『道』


何が書かれているのかは分からなかった。

涙が滲んで小さい文字は見えなかったのだ。

ただ、大きく書かれた『道』の文字だけを見て、俺の心は震えた。

そして、確信した。


「俺は、間違っていなかった!」

「これで良かったんだ!」


そして、納められていたお守りは、『恵比寿様』だった。

俺は、幾重にも折られていたおみくじの次の折り目を開いた。

次に目に飛び込んで来た文字は、『運勢大吉』の文字だった。


それを見た俺は、もうそこでこれ以上読む必要はないと思った。

おみくじは結ばずに持ち帰り、内容は帰ってから読むことにしたのだった。


俺は今年の正月に地元の瀬戸神社で引いたおみくじも大吉だった。

そして、この1年、俺は自分の歩む『道』に拘って来た。

本来であれば、まだ始める段階になかったブログを親父の命日である7月1日に始めた。

そして、ブログのタイトルを『俺の道』としたのだ。


今の自分が目指し、歩む道に間違いが無いと、俺は確信を得たのだ。

俺にとっては、天からの『お告げ』みたいなものだった。

俺はそれだけで十分だったのだ。


(つづく)

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