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2019年12月22日 (日)

俺の道 ~アラカン編~ 第60回AF研修の巻 (1)

(1)初めての試み

12月9日の昼過ぎ、俺は月1回のAF研修へ参加するため熱海に向けて出発した。

AF研修は、3月と8月を除き月に1回、年に10回ある。

今回は第60回だった。


俺が始めて参加したのは、2014年10月の第12回だった。

当時の俺は、2013年10月に離婚し、息子と別れたことで精神的に最悪の状況だった。

その少し前の7月頃から、俺は自分で精神科か心理カウンセラーの受診を真剣に考え始めていた。

その翌月の8月下旬にAF研修を紹介され、巡り会ったのだった。


そんな俺は、この研修をきっかけに後悔と自責の苦しみの中から一筋の光明を見出し、脱出することが出来た。

俺はその翌月からは、研修生ではなくトレーナーとして参加し、それから2年ほどしてトレーナーを卒業し、インストラクターとなったのだ。

これまで、病気などで2~3回欠席したが、丸5年間継続して参加して来た。


その中で、特にこの1年半ほどは参加する度の気づきが多く、都度俺の中での変化も大きくなって来ているのだった。

今年最後の今回の研修では、いつもの俺に『自己実現塾』での学びや気づきも取り入れて、実践してみるつもりだったのだ。


俺は15時過ぎにいつもの研修会場に到着した。

俺が到着した時は、第一項目の『発誠』がまだ終わっていなかった。

いつもより少し遅いと感じた。


俺は控室で、その日の研修参加者の概要をチェックした。

今回の研修参加者は約20名で、中間管理職の人がいつもより多少多めだった。

最年長が53歳、最年少は20歳だった。


研修は二泊三日の三日間で、俺は最初の3年間程は三日間全て参加していたが、この2年程は初日夕方から二日目終了までの参加にしていた。

研修全7項目の内、研修の核となる、『心構え』、『モティベーション』、『感謝』の3項目に絞って参加しているのだ。


その3項目の中で、最も重要なのが、俺は『心構え』だと思っている。

そして、『心構え』の項目は第二項目で、初日夕方から深夜まで、参加者全員が合格するまで行われていたのだった。


しかし、今回の研修では急遽、第二項目の『心構え』と第三項目の『モティベーション』を合体し、一つの項目としたのであった。

その目的は、時短だった。

二つの項目を合体することで、合格の有無に関わらず、初日は22時を終了時間としたのだ。


この2~3年、若いトレーナーは増えていたのだが、3~50代で経験値の高いインストラクターが徐々に減少していたのだ。

そして、初日『心構え』の試験終了時間は、本来は20時、その後の感想文やリーダーミーティングなどを経て、終了時間は21~22時だったものが徐々に遅くなっていたのだ。


最近では、『心構え』の試験終了が24時を過ぎてしまうのが当たり前になっていたのだった。

その為、リーダーミーティングは無くなり、感想文は部屋に戻ってから翌日の朝までの提出に変化していたのだ。


試験の時間が長くなり、終了時間が遅くなることは、研修生だけではなく、インストラクターやトレーナー側の負担も大きくなっていたのだった。

実は、俺が三日間全ての参加ではなく、二日間に短縮したのも、加齢と共に肉体的疲労が大きな原因だったのだ。


これまでにも観るべき映画を無くし、その分を試験時間に当てたりして時短を図って来たのだが、一時的には時短になったが根本的な解決にはならなかったのだ。

今回の試みは、個人的には根本的な解決策だとは思えなかったが、かなり大胆な対応策ではあると思った。


『心構え』と『モティベーション』の合体とは言え、まずは『心構え』からだった。


『心構え』の項目では、まずは自らの長所短所を考え、そこを切り口に自分の嫌な所やダメな所、あるいは嫌いな自分を見つめるのだ。

そして、その原因に気づき、『変われたら良いな』、『変わりたい』という、漠然とした願望を、『絶対に変わる』という決意に変え、変わる為の覚悟を持つことが、その目的なのだった。


『心構え』は木に例えたら、『根』だ。

根がしっかりしていないと、その木は成長しても直ぐに倒れてしまう。

如何にしっかりした根を作るのかにより、その後の成長に大きく影響するのだ。


その為、『心構え』が甘くなると、後に続く項目で研修生が苦労することになるのだ。

研修生の為にも、甘い合格には出来ないのだった。


しかし、若いトレーナーの場合、人生経験の少なさから、甘くした訳ではなくても、結果的に甘くなってしまうことが多くなってきていたのだった。

その為、二日目の『モティベーション』の項目で、インストラクターによる『心構え』のやり直しが多くなって来ていたのだ。

すると、その後に続く項目も遅くなり、二日目の終了時間も遅れることになってしまっていたのだ。


今回は、そんな状況を打開する為の初の試みだったのだ。

そして、俺自身も自己実現塾での学びや気づきをどう活かすかの初の試みだったのであった。


(つづく)

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