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2019年12月14日 (土)

俺の道 ~アラカン編~ 自己実現塾『晴太老の部屋』の巻 (4)

(4)お釈迦様の掌の上

Pさん、参りました!


俺は、Pさんへの返信コメントの冒頭にこう書いたのだった。

剣道の三本勝負なのに、一撃でいきなり二本取られてしまったような気分だったのだ。

Pさんからのコメントに書かれていた言葉とは・・・。


『気骨ある人生を送ってこられたのですね』


俺は、これまでの人生でそんな風に言われたことは、かつて一度も無かった。

胸を一発で打ち抜かれた感じだった。

イチコロだった。


男前だった。

男前過ぎだった。

カッコ良過ぎだった。


俺はシビレタのだった。


『男前』は俺にとっては、女性に対する最上級の讃辞なのだ。


なぜなら、若い頃の俺は、ただ可愛いだけのアイドルとかには一切の興味が無く、『鬼龍院花子の生涯』を演じた夏目雅子と、『極道の妻たち』を演じた岩下志麻に憧れたのだ。


そして俺は、『沈黙は金、雄弁は銀』という言葉を思い出したのだった。

正にPさんの一言は、『沈黙は金』に値する一言だと思ったのだ。


するとその日の夜、晩飯の支度をしていた俺はあることに気づいたのだった。


それは、『気骨ある人生』だなんて・・・と、一人Pさんの言葉を思い出し、ニヤケながら炒め物の鍋を振っている時だった

俺は、Pさんに対し、なんて褒め上手な人なんだろうと思ったのだった。

そして、きっとご家族(特に旦那さん)は、奥さんの掌の上で転がされていて(遊ばせて貰っていて)、幸せなんだろうなぁと思ったのだった。


するとその時、ふと俺の中でお釈迦様の掌の上の孫悟空のイメージが湧いて来たのだった。

そして、以前子どもの頃に見た、堺正晃主演のドラマ『西遊記』の中の、夏目雅子演じる三蔵法師を見て、夏目雅子に憧れていたことを思い出したのだ。


俺の記憶の中では、夏目雅子を好きになったきっかけは、『鬼龍院花子の生涯』と『時代屋の女房』だとばかり思っていたのだが、そうではなかったのだ。


『西遊記』の三蔵法師・・・。

それが夏目雅子を好きになった理由の原点だったんだ・・・。

単に夏目雅子の美しさに憧れたのではなかったのだ。


俺は、自分の中の記憶の間違いに気づいたのだった。

そして、『西遊記』を見たのは中学生の頃だったように思ったのだ。


更には、若い頃はよく、自分が孫悟空で、お釈迦様のように掌の上で遊ばせてくれる様な人に憧れを持っていたことを思い出したのだった。


求めるべき理想像が少し見えた様な気がしたのだ。

忘れかけていた求める女性像を思い出したのだ。


ただ、それが今後の俺にどう影響するのかは分からない・・・。

しかし、この夏に味わったようなものとは、大分違う様な気がして来たのだった。

何か、今後の俺が目指す理想の家族像に、新たなスパイスが加わった様な気がしたのだった・・・。


(つづく)

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