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2019年12月 9日 (月)

俺の道 ~自立編Ⅰ~ (6)

(6)なかよし倶楽部

花小金井には、『BLACK EMPEROR』の他に、レディースの『なかよし倶楽部』というチームがあった。

当て字だったので、漢字の記憶は定かではない・・・。

当て字が思い出せないのだ・・・。

奈花夜紫?

奈華夜死?

那華夜死?

仲夜紫?

そんな当て字だった。


『なかよし』は、原チャリの集会だった。

当時の原チャリは、パッソル、パッソーラ、タクトが中心だった。

原チャリ集団の前後に1台ずつ、原チャリを守る形で中型の単車を配置して走っていた。

大体3~40台位の小さな集会だった。


花小金井の男たちは、あまり『なかよし』を好んではいなかった。

幹部連中の彼女が出ているのに幹部は出なかった。

奴等なりのメンツがあったのだと思う。


しかし、走ること自体が好きな俺には関係なかった。

メンツも何も無かった。

楽しければそれで良かったのだ。


俺は、サンパチとパッソルの2台持ちだった。

誘われれば、『なかよし』にも喜んで参加した。

そして、俺は毎回誘われたのだ。

俺のパッソルは、もちろん常時直管で、こいつもめちゃくちゃうるさかった。


パッソルの後発で発売されたパッソーラとタクトの方が、馬力があって全然速かった。

レディースの連中は、パッソーラとタクトが中心だった。

しかし、俺のパッソルは、直管にしてから何故かスピードが1割位アップしていたのだ。

パッソーラやタクトにも引けを取らなかった。

しかし、最高速度では勝つことは出来なかった。

やはり音だった。


レディース連中の原チャリは、基本ノーマルだった。

僅かに外観をドレスアップしている程度だった。


そんな『なかよし』での俺の役割は、最後尾での親衛隊的役割だった。

中型車の守りが無い時には、俺がサンパチで参加した。


しかし、『なかよし』の面白さは、やはり原チャリだった。

行き先はいつも吉祥寺で、吉祥寺では結構有名だった。


吉祥寺北口アーケード通りのサンロードや、駅ビルのロンロンを攻めていた。

サンロード内を走っているといつも歓声と声援が沸き起こっていた。


俺は、駅ビルのロンロンの中まで入って行ったこともあった。

交番警官のチャリンコとの追っかけっこが結構面白かったのだ。


しかしこの後、俺はこの交番警官にパクられることになるのだが、この時の俺はまだ知る由もないのであった。


(つづく)

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