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2020年1月 7日 (火)

自己実現塾 2 ~12月期~ (1)

(1)外的な器を構築する理由

自己実現塾2ヶ月目のテーマは、『心の器を育む』というものでした。

前月の『心の安全基地を強化する』ということについては、まず、人間には、『防衛機制』という、生まれながらにしての守りの機能が備わっていて、人は無意識に自分の心を守っていることを教わりました。

そして、その守り方が健康的なら良いのですが、健康的ではない守り方の場合は、自分を傷つけたり他者を傷つけたりしていることになっていることを教えられたのです。


その健康的ではない、本能的な守り方のことを、『アクティングアウト』と言い、その中でも特に健康的ではないのが、『躁的防衛』というものでした。


これらのことを知ることにより、まず自分がどうなのかを知ることから始まりました。

私は、アクティングアウトを知ったことで、多くの気づきを得ることが出来ました。

自分自身の過去の行動や考え方の理由が解ったのです。


自分の中での『なぜ?』に対する理由が解ったことは、私にとってはとても意味のあるものでした。


そして、アクティングアウトをしている場合、その理由は、『心の守り』が弱く、それを強化する必要があるとのこと。

その為には、『健康的な守り方』を知り、健康的な守り方を身に付けて行くことで、徐々に健康的ではない守りを手放して行く方法を教えられました。


私自身は、既にこの数年間の中で、『アクティングアウト』や『躁的防衛』という言葉を知りませんでしたが、善い言葉を身に付けて行く事や、日常の中で身に付けて来た習慣で、知らない内に自然と『心の安全基地』を少しずつ強化して来たのだと思いました。


ただ、私の『心』の問題は、多分相当根が深く、まだたまに強烈なアクティングアウトをしてしまう時があるのが現実です。


9月の酒席の場でそれが出てしまい、翌日は自己嫌悪に陥ったりしていました。

当時はまだ、『アクティングアウト』を知らなかったので、それまでは単なる自分の酒癖の悪さだと思っていたのです。

しかし、『アクティングアウト』を知り、この2ヶ月間の学びの中で気づいて来たことも合わせての対処法もいくつか見つかったので、今後は更に減らして行けるのではないかと思っています。


また、自分自身の『なぜ?』が解ったことで、他者に対する『なぜ?』も理解出来るようになり、これまで受け入れられなかった他者の言動も受け入れられ、他者に対して寛容になれそうな気持ちにもなりました。


以上のように、11月は、『心の守り方』という内側からの観点で学びました。

それに対して2ヶ月目の12月は、『心の器を育む』ということをテーマに、その育み方を学びました。

そして、育み方の前に、まずは、『心の器』とは何なのかということから始まりました。


『心の器』は、『心的容器』とも言われ、ユング博士は、『心の子宮』と言ったそうです。

『心の器(心的容器)』とは、『自分の感情を一旦抱えて、自分で何とかする為の器』だそうです。

ただ、感情と言うものをずっと自分で抱え続けなければいけないと言う意味ではないとのことです。


例えば、悲しみの感情を一旦抱えて、自分で何とか出来そうだと思えば日記に書いたり、一人で抱えるにはきついから友だちに聞いて貰うとか、特にきつい感情は、お金を払ってプロの心理カウンセラーに聞いて貰うとかの選択があるとのことです。


いずれにせよ、抱え続ける必要はないのですが、一旦自分で抱えてその感情をどう扱うかを決めることが出来るとしたら、心の器がかなりしっかりしていると言うことでした。


心の器が弱いうちは、適切な選択をする間もなくアクティングアウトに漏れ出てしまうのだそうです。


また、心的容器は、自分の体験や気づきを納める容器でもあり、心の葛藤を納める容器でもあるとのことです。

自分の体験や気づき、葛藤、相矛盾する気持ち、それらを一旦納めて熟成させ、自分の宝に変えて行く、自分の血肉に変えて行く、そういう器でもあるとのことです。


心の器が脆弱ということは、自我の確立が出来ていない状況とのことです。

そして、心の器が脆弱な時の特徴として3つ教えられました。


1.アクティングアウトしやすくなる


アクティングアウトしやすくなるのは、健康的な守り方である『抑圧』が出来ないからだそうです。

私自身は、『抑圧』というと、逆に自分を抑えつける様なイメージで、あまり『良いもの』と捉えていなかったのですが、抑圧も防衛機制の一つだそうです。

心理学では『抑圧』という言葉の意味を、『湧き上がってくる感情にフタをして、それを無意識下に押しとどめ、意識の邪魔をしないようにすること』だそうです。

抑圧がきちんとできないと、湧き上がってくる感情に翻弄されまくることになり、頻繁にアクティングアウトすることになるのだそうです。


ただ、抑圧ばかりしていたら、無意識下に抑圧された感情は、どんどん蓄積していき、それを抱えること自体がストレスになり、アクティングアウトや病気とかの身体症状として表面化することもあるので、大切なのは、抑圧と解放のバランスとのことでした。

そして、抑圧する力をつけるための方法として、外的な器(枠組み)を整えることが大切とのことなのです。


2.境界線が弱い(あいまい)


境界線の弱さは、『他者と自分の境界』、『意識と無意識の境界』の二種類があるとのことです。

『他者と自分の境界』の弱さは、他者から侵入されるし、自分が侵入してしまうのだそうです。

そして、自分が侵入してしまうケースで多いのが、過保護や過干渉とのことです。


これには、私も思い当たる部分は多分にありました。

過保護ではないと思うのですが、過干渉ではあると思うのです。


最近は、息子に対しては大分境界線が引ける様になって来たとは思いますが、他者に対してはまだまだだと思います。

特に、男女を問わず好きになった人に対しては、より過干渉になってしまう傾向があると思います。


好きではない人、どうでも良い人に対しては、逆に鉄壁のような態勢になるのに、好きな人には良かれと思って過干渉になってしまうのです。

それが、境界線の弱さということだと思ったのです。


意外だったのは、『意識と無意識の境界』でした。

これまで、そんなことは考えたことが無かったからです。


『意識と無意識の境界』が弱いというのは、『夢』や『妄想』に振り回されることだそうです。


『夢』に関しては、振り回されるとまでは考えていませんが、潜在意識からの何らかのメッセージの可能性はあるという捉え方をして来ていました。

また、『妄想』に関しては、『関係妄想』、『被害妄想』、『注察妄想』、『恋愛妄想』などがあるのだそうですが、私の場合は、『関係妄想』の傾向が強いように思いました。


『妄想』は、過去経験していることをベースに考えてしまうことで、無意識の中に自分が過去繰り返して来た考え方のパターンや思考のパターン、自分が馴染んで来たイメージのパターンがあり、それらが意識の中に浮上して来ているのだそうです。


境界線がしっかりしていれば、無意識のパターンに凌駕されるのではなく、目の前の現実を冷静に認識し、現実を吟味して、思い込み、妄想だったと抑圧することが出来るとのことです。

逆に境界線が弱いと、妄想に乗っ取られて、妄想を現実のように思ってしまうのだそうです。


私の場合は、妄想に乗っ取られるまではいきませんが、やはり思い込みや決めつけの強い所はかなりあるので、境界線が弱いのだと思いました。

ただ、この『妄想』に関しては、『洞察力』や『想像力』との関係が私としては少し気になる所でした。


そして、『他者と自分の境界』と、『意識と無意識の境界』は連動していて、どちらかが弱いと両方弱くなり、どちらかが強くなれば、両方強くなるのだそうです。


他者との接点が比較的少ない私としては、今後、『意識と無意識の境界』を意識して、『妄想』や『思い込み』を抑圧するようにして行こうと思いました。


3.秘密を持てない


この『秘密を持てない』というのは、『誰にでも自己開示してしまう』ことだそうです。

これに関しても、私は結構該当すると思ったのですが、反面、もの凄く秘密主義な部分もある為、はっきりと分からない部分ではありました。


私の自己開示の傾向は、子どもの頃に親から、『嘘や誤魔化しがいけないこと』として、叩きこまれたせいもあるかも知れず、ある意味『バカ正直』なのです。

『嘘をつくこと』と、『聞かれてもいないことを自ら言うこと』の違いをきちんと把握出来ていないのだと思いました。


離婚前の私は、隠し事はせずに何でも相手に伝えていました。

きっと言わなくても良いこと、相手としては聞きたくないことまで聞かされていたのかも知れないと思いました。


ただそれは、今思えば、私の中で抑えておくことが出来ずに、自分の気持ちを楽にしたかっただけなのかも知れないとも思います。

そう考えると、『心の器』の小ささと弱さを感じました。


『秘密を持つこと』と、『嘘をつくこと』の違いをしっかり認識しておかないと、混同してしまうのだなと思ったのです。


そして、大切なのは、まずはしっかりした器を作り、蓋を閉められるようにすることで、これが『自我の確立』であり、それがある程度進んだら、自分の感情を解放するのだそうです。


要は、感情は抑圧と解放のバランスでコントロールするものだということだと思いました。

そして、その順番が大切で、抑圧せずに解放ばかりしているのはアクティングアウトになってしまい不健康である為、しっかり抑圧出来るようにしてから、安全に解放するようにすることが大切だとのことでした。


その為にまず必要なのが、心の器を育み、しっかりと蓋を出来るようにすることなのだそうです。


そして、心の器(内的な器)をしっかりとしたものにする為には、外的な器を構築することが大切で、それは生活環境の中にしっかりした枠組みやルールなどをきちんと作り、生活にリズムや秩序を取り入れることと教えられたのです。


そして、12月の課題図書は、森本貴義著書の『プロフェッショナルの習慣力』というものでした。


(つづく)

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